名馬の里
 五戸は古くから名馬の里として知られ、寛政年間には五戸代官所支配7,153頭(当時の戸数、4,061戸)を数えたといわれます。
 今でも国道4号添えに広がる牧場には親子連れで草を食む姿が見られます。
 また、世界でもめずらしい白毛馬が国内では過去8頭の内4頭が当町から産出しています。

五戸町の「」とは?
 名著出版発行、北辺の中世史ー戸のまちの起源をさぐるー大石直正氏監修によると、平安時代から鎌倉時代にかけての文献、「源平盛衰記」「吾妻鏡」等の中に「戸立」という語があり、これは「戸産」の馬の意で馬を立てる、飼養するということの意味があり、この「戸」が現在の一戸から九戸までの広域行政地名になったと言われる。
 しかしその「戸立」がその後どのような形で一戸から九戸までの地名になったのか多くの史家また、郷土史研究家の間でもハッキリとした由来の確率はなされていない。