当科は診療放射線技師による検査を業として、日々患者さんの健康と安心のため働いております。
ご存じのように我々は主に放射線という目に見えない電磁波の一種を利用し、患者さんの身体の情報を取り出しております。
国民のほとんどが放射線被ばくという言葉に敏感になっている昨今、診療放射線技師の担う役割と責任は従来よりも大きく重くなっております。
病院という特殊な環境の中で、健康に不安を持つ患者さんが安心して健康を取り戻せるよう良質な医療を提供することを職員一丸となって目指します。
当科では公立病院として高度医療機器を設置・運用しており、新しい検査にも対応できるよう老朽化した装置は順次更新しております。さらに当院ではPACSの導入により完全フィルムレスによるモニタ診断を導入し、近隣医大の協力による遠隔読影システムを稼働させ、迅速な画像診断環境を構築しております。
このほか、ポータブル撮影装置や外科用イメージ装置などを導入しており、あらゆる要望に応えられるよう整備を進めています。
当科にはコンピュータ化された機器が数多く導入されており、高難度の検査も自動化が進んでいますが、それらを利用するのは「人」である我々医療の人間です。目的に合わせて適切に使用しはじめて役に立つのです。進歩を続ける医療に対応し、患者さんに良質な医療の提供をし続けるためには、まず我々が成長していくことが大変重要です。
そこで特に 新人教育に重点を置き、教育プログラムの作成と運用を進めていきます。
専任の先輩担当技師のもと基本的な技術の獲得から、現場で柔軟対応できる応用力を養成、ゆくゆくは当院内だけでなく他施設・他検査との連携も視野に入れたチーム医療の中心人物となれるよう教育環境を整えます。
またモチベーションを高く保ち続けるために、個人目標の設定と達成までプロセスを組み立て実践できるよう支援する環境を整えます。
各学会への参加や認定技師の習得など常に向上できる技師を育成することを目指します。
職員が仕事と生活を両立して働き続けられる職場環境の改善と職場風土の醸成に取り組み、職員全員が持てる能力を十分に発揮できるよう、職場環境の整備を進めてまいります。
プリセプター制度の導入やメンタルケアの充実などに積極的に取り組んでいきます。
職員数 | 診療放射線技師8名(内健診センター3名) |
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施設基準 |
マルチスライスCT 磁気共鳴画像診断装置 遠隔読影加算 |
認定資格 |
検診マンモグラフィ撮影認定 胃がん検診専門技師 CT認定技師 磁気共鳴専門技術者 |
業務内容 | 当院または健診センターでのエックス線撮影・MRI検査等。月4、5回の時間外待機業務あり。 |
勤務時間 | 月~金曜日:8時15分~17時 |
休日 | 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで) |
休暇制度 | 有給・出産・育児・夏季・介護・災害支援・病気など |