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事務局長  次に市町村の合併推進を担当しておられます青森県企画振興部市町村振興課の重徳課長さんから御挨拶をいただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。
重徳市町村振興課長
 只今、御紹介頂きました市町村振興課長の重徳と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 五戸地方合併協議会の設置にあたりまして、一言御挨拶を申し上げたいと思います。
 五戸・倉石・新郷の3町村におかれましては、本日いわゆる平成の大合併の流れの中で、こうした協議会を県下のトップを切って設置されますことは大変意義のあることであります。
 今、町長さんの御挨拶のとおり皆さん方の御苦労に対し心より敬意を表する次第であります。
 市町村合併とは、将来にわたり地域に大きな影響を与えるものでありまして、歴史と個性をもったそれぞれの自治体が、新しい自治体として発足するためには、多岐にわたる事柄を協議していく必要があり、そのためにはものすごいエネルギーを要するものと思います。関係者の皆様には、今が時代の転換期との認識の下、これからの世代が引続き安心して暮らせる地域を目指し、希望と誇りをもって取り組んで欲しいと思っています。
 さて、地方分権、地方行政の構造改革と言われている流れの中で市町村は、今後、国や県に今までのように依存することができなくなってきております。
 そのような情勢の中で、他地域との政策・まちづくりなどで競っていかなければならない。そのためには自らの力で世界中の情報を収集し、競争に打ち勝って行く戦略を立案していく心構えが必要になってきていると思っております。
 この協議会での議論が、戦略・立案に向けた取り組みの第一歩であると同時に、構造改革に対応した役場の組織づくり、財政基盤づくり、地域づくりについて大いに議論がなされる事を期待申し上げるものであります。
 また、当協議会の運営は、県内の先進事例として注目されており、関係町村長はじめ、委員の皆様方には関連する課題を一つ一つ解決し、県内はもとより、全国に誇れるモデルケースとなることを強く念願するものであります。
 しかしながら、市町村合併の効果は、どちらかというと抽象的な議論として採り上げられてきており、具体的な合併後のメリットとか合併後の町はどのような姿なのか、住民一人一人にはなかなか見えてこないことが多いと言われていますが、協議会を立ち上げて、議論の中で具体論を交わしていくことによって見えて来るものと思っております。
 今日がまさにその具体化に向けた作業のスタートの日であり、町の将来像、合併後のあり方について住民に広く問いかけるためのプラン創りの第一歩を、県内のどの地域よりも早く、又、全国的にも早い時期に踏み出したことは、高く評価されるべきことだと思っております。
 県でも、先月5月22日知事を本部長として、青森県市町村合併推進本部を設置したところでありまして、全庁挙げて財政支援をはじめ、さまざまな角度から積極的な支援を行っていくつもりです。
 なお、今日の資料にも1部差し込んでおりますが、6月30日この地域においてセミナーを開催する予定となっており、各町村民に広く声をかけて積極的に参加下さるようお願いいたします。
 本協議会が、来るべき時代を見据えた実りのある議論を展開することを御期待申し上げ、本日お集まりの皆様方の、ますますの御健勝、御活躍をお祈りしまして御挨拶とさせて頂きます。
 どうぞ、よろしくお願いします。