中央放射線科のご案内

中央放射線科について

当科は診療放射線技師による検査を業として、日々患者様の健康と安心のため働いております。ご存じのように、我々は主に放射線という目に見えない電磁波の一種を利用し、患者様の身体の情報を取り出しております。国民のほとんどが放射線被ばくという言葉に敏感になっている昨今、診療放射線技師の担う役割と責任は従来よりも大きく重くなっております。病院という特殊な環境の中で、健康に不安を持つ患者様が安心して健康を取り戻せるよう、良質な医療を提供することを職員一丸となって目指します。

 

一般撮影(2室)

当院ではX線を用いた一般撮影検査により、肺・腹部・骨・関節など全身の状態を評価しています。全ての部位にFPD(フラットパネルディテクタ)を導入し、高感度、高精細な画像を低被ばくで取得可能です。安全性と診断精度を両立し、患者様に安心して検査をうけていただける体制を整えています。

 

 

マンモグラフィ検査

当院では、乳房専用の高精細FPD搭載装置を用いたマンモグラフィ検査を行っております。微細な石灰化や腫瘤を少ない放射量で鮮明に描出できるため、乳がんの早期発見に有効です。

撮影は認定資格を有する女性技師が担当し、精度管理に万全を期しており、安心して受診いただけます。乳がんは早期発見によって治療の選択肢が広がり、予後改善が期待できます。定期的な検査をぜひご検討ください。

 

CT検査

CT(コンピュータ断層撮影)検査は、X線を360度照射して短時間で身体の断面画像を取得し、病気の早期発見・診断に役立つ検査です。当院では64列の高性能CT装置を導入し、精密な画像診断が可能です。造影剤を使えば、血管や臓器の状態もより詳しく確認できます。また、多角的な断面像や3D画像の再構成も可能です。

撮影はX線CT認定技師をはじめ、適切な教育・訓練を受けたスタッフが担当しており、患者様一人ひとりに最適な条件で検査を実施し、安全性と制度に配慮した検査を心がけています。

 

MRI検査

当院では1.5テスラの高機能MRI装置を導入しており、X線を使用せず多方向からの断面画像から取得できます。CTでは判別が難しい急性期脳梗塞をはじめ、認知症、乳がんを含む全身の腫瘍検査、血管・胆管・膵管などの詳細な診断が可能です。また、胸部・腹部など動きのある部位も高精度に撮影できます。

当院には、磁気共鳴専門技術者(MRI専門技師)が在籍しており、安全かつ質の高い画像診断を提供しています。

 

X線透視検査

当院では、FPDを用いたX線透視装置を導入しており、低被ばくで高画質な画像による診断が可能です。検査中は体内の変化をリアルタイムで観察しながら進めることができるため、より正確な診断につながります。主にバリウムを用いた胃や大腸などの消化管検査に広く用いられております。また、超音波や内視鏡を併用した検査、治療も行っており、各種疾患に対する総合的なアプローチを提供しております。

 

骨塩定量測定検査

骨粗しょう症の予防と早期発見には骨密度の定期的な評価が重要です。特に女性は閉経後、骨量が急激に減少し、骨折のリスクが高まります。当院では高精度なDEXA法を用い、腰椎と大腿骨の骨密度を測定しています。これにより骨の健康状態を的確に把握し、適切な診断と対策が可能となります。

 

移動式X線撮影装置・移動型X線透視装置

病棟や手術室でのワイヤレスFPDを用いたX線撮影及び検査に使用します。

 

 

認定資格一覧

私たち診療放射線技師は、日々患者様の健康と安心できる良質な医療を提供することを目指しています。医療技術向上のために、下記の認定資格を習得しています。

◆検診マンモグラフィ撮影認定技師

◆磁気共鳴専門技術者

◆X線CT認定技師

◆胃がん検診専門認定技師

◆肺がんCT検診認定技師

◆第1種放射線取扱主任者

 

スタッフ・業務内容の紹介

職員数 診療放射線技師6名(内健診センター2名)
業務内容 当院または健診センターでのX線撮影・MRI検査等。月4、5回の時間外待機業務あり。
勤務時間 月~金曜日:8時15分~17時
休日 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)
休暇制度

有給・出産・育児・介護・災害支援・病気・夏季(5日間)など

診療科・部門

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