私たちは患者様の在宅・社会復帰等に向け、一人一人の状態に応じた適切な医療(リハビリテーション)の提供を目指しています。整形外科や脳神経外科をはじめ、内科・外科の様々な疾患を持つ患者様を対象として、身体機能の改善や廃用症候群の予防、認知機能の回復などを行い、必要に応じて介護保険サービスへつなげる役割も担っています。症状の回復に不安を抱える患者様とそのご家族様に寄り添い、希望の持てる状態に少しでも近づけられるよう日々努力しています。
運動や物理療法(電気・温熱・牽引等)を使って、病気や外傷等で不自由となった身体を可能な限り回復できるように支援します。急性期では早期に離床を促し、廃用症候群の予防に努め、回復期には安全性へ配慮しながらより高いレベルの運動ができるよう指導していきます。本来持っている身体能力を最大限に活かせるよう、患者様と共に努力を重ね、安心して暮らせる生活状況の構築を目指します。
病気や外傷等を要因として心身の機能が低下した方に対し、可能な限りの機能回復を目指します。排泄動作や食事動作等の日常生活動作が獲得できるように、作業活動を通した練習を行い、社会参加が可能となるよう支援します。入院後の低活動となった療養環境において、運動の機会を作ることで廃用症候群を予防し、ご家族様と患者様が安心して過ごせるように、退院後の生活を具体的にイメージしながらリハビリテーションを提供できるように努力します。
病気や事故、発達上の問題などで、聴く・話す・読む・書くなどの言葉によるコミュニケーションに困難を抱えている患者様に対して、他職種と連携を取りながら機能回復や生活の質が向上するよう支援しています。また、食べ物や飲み物をうまく飲み込めない方に対して評価を行い、食事摂取がしやすくなるような指導もしています。
当院では平成27年1月より地域包括ケア病床が開設されました。(R7現在29床)当病床には専従のリハビリテーション技師や在宅復帰支援担当者等の配置がされており、在宅への退院を目指し連絡調整やリハビリテーションを手厚く行う体制がとられています。入院管理料には60日間という期限があるため、リハビリテーション上も集中的な介入による高いアウトカムが要求されています。
当院では脳神経外科・整形外科の常勤医師が勤務しているため、急性期から最終的な生活環境に向けた一貫したリハビリテーションの支援が可能です。また、高齢化率の高い地域性もあり、原疾患は様々ですが、入院療養中に体力が衰えた患者様に対し、 リハビリテーションを行うことも多くなっております。
職員数 理学療法士 7名
作業療法士 3名
言語聴覚士 1名
助手 1名
業務内容 外来・入院患者のリハビリテーション、糖尿病教室での運動療法集団指導など
勤務時間 月~金曜日 8時15分~17時
休日 土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)
休暇制度 有給・出産・育児・介護・災害支援・病気・夏季(5日間)など