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議  長  その「3S」がマイナスイメージというのはどういう意味なのでしょうか。
大西委員  この「3S政策」というのは古い版の平凡社の百科典などにもきちんと書いてありますけれども、衆愚政策。いわゆる、大衆を情報操作して行政をやりやすいように進めていく手法の一つという具合に書いてあります。「3S」というのは、ちなみにいいますと、スポーツでそういうことがコントロールできる。それから当時のことですから、スクリーンでセクシーな風潮をはやらすと、だいたい大衆はそういうことになっていくということであります。これは戦後、間もなく分厚い「民主主義」という上下二巻の文部省著作の教科書が出たのでご存知だと思います。その中に情報のコントロールということで書いてあります。その時に「3S政策」の3Sまでは書いてなかったですけども、当時の先生からその辺のことを教えていただいたので今でも印象に残っているということです。以上です。
議  長  分かりました。次に中里委員お願いいたします。
中里委員  前回の意見交換の時も消防のことが出ましたけれども、私も3月まで団員でした。火事の時にサイレンが鳴るわけですが、後になってから駆けつける団員もいます。サイレンが非常に聞こえにくいという意見が多くありまして、前は1回しか鳴らなかったのが今は2回鳴るようになって、大分改善されたのですが、住宅事情が非常に良くなってきていますので、締め切った家の中でテレビをつけていて聞こえなかったということが非常に多く聞かれます。
 
ここに「防災無線の整備」とありますが、できれば大きいサイレンと連動して、防災無線でサイレンを流してもらうとか、そうでなければ大きいサイレンの設置場所を増やしていただくというような方向で検討していただければ、更に防災の充実が期待されると思います。
 
それから新入団員として入ってくれる若い人の意識が薄れてきているというか、入る人がすごく少なくなってきています。それで入りたくなるような企画や、入団奨励金などといったものを考えてもいいと思います。自分のためには一生懸命やっても、人のために何かをやるということはすごく今希薄になってきているような気がします。新しく団員を見つけるのには非常に苦労してきました。そういう面も考えていただければと思います。以上です。
議  長  有難うございます。次は高宮(清)委員お願いいたします。
高宮(清)委員  私から林業関係について申し上げたいと思います。今は山の木が安いということですが、五戸地方は非常に山の多い地方だと思います。倉石にも3千町歩、もちろん新郷村、五戸町の方も大変多い森林地帯だと思います。山の木が安いということで、相場については我々にはどうしようもないことです。問題は私たちは一体どうすればいいのかということです。それは経費を少なくすることだと思います。そのためには林道の整備というのが最も大事ではないかと思います。
 
例えば岩手県のような険しい岩山とか、ああいう岩山というのはこの地方にはありません。非常になだらかな森林が多いわけですから、大型機械が大いに利用できるような、そういう条件の山が非常に多いと思います。私は倉石にしてもどこにしてもそうですが、森林組合の力だけでは限界があると思います。そういうことで行政の方でもこの森林の再生ということを充分御検討、御配慮していただければ大変助かるなと思っております。一言申し上げておきます。