6-25
末永委員  あるいは先ほど金澤委員が有機農法が非常に盛んになるとおっしゃっていましたが、これはごく当たり前だろうと思います。今後自然はなくなりつつありますので、農薬の制限の問題もすでにでてきております。有機農法とか無農薬とかそういう中で自然や環境というものを充分に考えながら、また健康志向、あるいは人間の質的な充実といったことが非常に重要になってきますので、こういうものも同時に追求していけば農業も新しい発展の方向性を見出してくるのではないかと思います。
 
さらに先ほど少子高齢といいましたが、そういう中で考えていけばいろいろなものがでてきます。先ほどどなたか町づくりの問題に関して少し触れられましたが、それもやはり少子高齢社会の中からとらえて、ではどういうまちづくりをするのかということになってきます。
 
ただ前回「地域コミュニティの推進」というテーマでお話ししましたので、今日ここで言うのはおかしいかもしれませんが、ただそういうものを支えて行くのは、やはり地域でありコミュニティであるということは確実な事実だろうと思います。地域がそれぞれそういうものを支えて行くという姿勢がなければ、その地域全体がもっていかないと思います。
 
五戸地方3町村が合併した場合に急激に発展するということはたぶんないだろうと思います。しかし、今より決して悪くはなりません。キャッチフレーズを付けるならば、これもどなたかが話しておられましたが、非常に豊かな自然の中で心豊かな人間が、地域に誇りを持った人間がでてくるということに、五戸地方の将来像をかけていけばいいわけです。そういうことで地域というのをもう一度とらえなおすということも可能ではないかと思います。
 
そういうふうに考えていけば、これもどなたかおっしゃってましたが、要するに現況や課題は、将来像をある程度みすえて、そこから解決の方法「福祉型商業」とありますが、これはたぶん私がいった言葉だと思いますが、少子高齢社会において福祉型商業というのはありえるのだということです。そのことが五戸地方の商業を支え住民生活を支えるのです。このことがこれからの地域のあり方だととらえることができますので、現況をもちろん把握しながら、大きな21世紀のトレンドを踏まえて五戸地方の将来像というものをじっくり考えればいいと思います。
 
私や重徳課長は外の人間ですから、あまり事実を分からないで申すことがあるかもしれませんが、もう一歩これを解決するにはどうしたらよいかということです。そのへんの現況を踏まえて、不満は不満としてもいいのですが、ではどうしたら解決できるのか。それはこれから考えていく五戸地方のあり方にとってどうからめとれるのかという議論が、もう少し必要ではないかという気がしております。できればこの将来像について30分でもけっこうですからもう一回くらい真剣に議論したほうが、事務局も将来像をつくるのに楽なのではないかと思います。
 
私から感想と若干の意見を申しまして終わらせていただきます。