五戸町立小・中学校統合計画(案)に対する意見の公表
令和5年4月20日更新
「五戸町立小・中学校統合計画(案)」について、次のとおり意見をとりまとめましたので、町の考え方を付して公表します。
①(1)小学校の統合について、川内中学校を残す場合ですが、上市川小学校と切谷内小学校を統合する場合は、現上市川小学校校舎を改装した上で仮称「五戸町立川内小学校」として統合する様にご検討頂きたい。
【町の考え方】
切谷内小学校と上市川小学校の統合場所等の件につきましては、統合計画策定後さらに検討してまいります。
②(1)小学校の統合について、3校ある中学校を全て統合する場合は、4校ある小学校も全て統合する様にご検討頂きたい。
中学校が全て統合するのに際して小学校は、3校体制にするのはバランスが悪いと思いますので、ご検討頂きたい。
【町の考え方】
小学校は、地域コミュニティの中核をなすことなど、地域における学校の果たす役割の重要性に鑑み、当面3校体制を維持していくことを念頭に置き、現在の中学校区に1校とすることを優先させるものです。
③(2)中学校の統合について、隣町の南部町は、旧町村に小中学校を1校ずつへ統合する事から五戸町も同様にご検討頂きたい。
上市川小学校と切谷内小学校を統合して、五戸・川内・倉石の各校舎に小中併設校として存続する様にご検討頂きたい。
【町の考え方】
現代社会の変化の速さや、今後増々グローバル化、多様化するであろう社会情勢などを考えた時に、児童生徒には引き続き「確かな学力」としての知識、技能、思考力、想像力を育むと共に、「豊かな心」「健やかな体」をバランスよく身に付けさせることが重要であり、その上で、「自ら考え、自ら判断し、行動できる実践力を備え、力強く将来を切り拓いていく人財」に育成することが求められております。
このような中で、小人数での指導は、人間関係が固定化されることから集団から得られる刺激や情報量に限りが生じがちで、そのことから互いに切磋琢磨し向上しようとする意欲やたくましさを育てる点で課題があるとされております。
加えて、興味関心の高い部活動を選択できない、希望する自治的活動が制限される、男女のバランスを欠いた学級編制になるなども弊害となっております。
このことを踏まえながら、第二次五戸町小中学校の教育振興に関する検討委員会では、小規模校のデメリットと比較し検討を重ねた結果、総合的な見地から学校の統合は避けて通れないとの結論に至っており、その結果をもとに教育委員会でも検討した結果、やはり統合は必要との判断に至っております。
ただし、小学校は地域コミュニティの中核をなすことなど、地域における学校の果たす役割の重要性に鑑み、当面3校体制を維持していくことを念頭に置き、現在の中学校区に1校とすることを優先させるものです。
④(2)中学校の統合について、小中併設校として不可能だと示した場合は、五戸町役場付近または五戸高校敷地内へ五戸中学校を新築する様にご検討頂きたい。
【町の考え方】
新しい中学校の建設場所につきましては、環境面や経費面などを踏まえますと、全般的にみて現在の五戸中学校の方がより良いと考えております。
⑤私は小学生の子を持つ親です。こどもの事を考えて五戸小中学校統合案に全面的に賛成です。とても素晴らしい計画であると思います。また計画制定後5年以内と言わずに早期の計画遂行を希望します。
理由は切谷内小学校に全校生徒数が著しく少なく今の状況で存続させる理由がないと思います。また町全体の中学生の人数を考慮した時により良い教育を行うためにも中学校を一つに統合する事は必要なことだと思います。
また五戸小学校以外の校舎の老朽化も懸念されるので統合を機に生徒、児童を安全で新しい校舎で学校生活を送れるよう計画をなるべく早く進めて頂きたいです。
【町の考え方】
中学校の統合は、新しい校舎等を整備し統合中学校をスタートさせる考えでおりますので、基本設計及び実施設計に約2年、建設工事及び外構工事に約3年の約5年程度を要するため、新しい中学校の統合時期は、統合計画策定後5年以内としております。
川内地区の小学校は、中学校統合後速やかに着手することとしておりますが、出来るだけ早く着手することを模索しながら目途がつき次第進めてまいりたいと考えております。