本日ここに、五戸町・倉石村合併協定調印式を執り行いたしましたところ、年始めの公務御多忙の折り、蝦名副知事様を始め、関係者各位の御臨席をいただき誠にありがとうございます。
また、常々、五戸町の行政推進につきまして、何かと暖かい御指導御協力をいただいておりまして、そのことも併せまして皆様に心から深く感謝し、厚く御礼申し上げます。
ただ今は、皆様に暖かく見守られながら、蝦名副知事様御立会いのもとに、私は、胸の打ち震える思いで、合併協定書に署名・押印をさせていただきました。
その思いと申しますのは、まず、五戸・倉石の2つの町村が、1つの町になって大きく飛躍していく、その新しい歴史の1ページを刻むことができるという喜びであり、合併という一大事業を目指して、よくぞここまで辿り着くことができたという感激であり、充実感であります。
そしてもう一つは、この合併に最善の努力を傾注し、常に和の心をもって、43項目にわたる協定項目をまとめあげた合併協議会委員の皆様、更には深い御理解の中で積極的にこの合併を推進していただいた両町村議会の議員各位と町民の皆様の一人ひとりに対する感謝の気持ちからでございます。
さて、一昨年の12月1日に法定協議会が発足してから本日に至るまでには、多くの課題がございましたが、県御当局から御指導をいただきながら、1年余りの期間の中で極めて精力的・集中的に協議を重ね、両町村が相手の立場を理解し、尊重して、互譲の精神をもって真摯に話し合いが進められてまいりました。
今日の社会は大きな変革の時代の流れの中ではありますが、自己決定、自己責任の地方分権の推進や少子高齢化社会が進む中、合併により両町村の行政が一体となって、地域の個性を大切にしながら共に価値観を共有できて、地域が更なる発展をするために新五戸町の理念であります「地域力を結集して未来を創造するまちづくり」の推進と「より質の高い行政サービス」の提供や「行財政の強化による自治能力の向上」を目指して更に努力を重ねてまいります。
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