第9回 五戸町・倉石村合併協議会会議録


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櫻 庭 次 長

 5ページになります。協議第39号になります。第7回の合併協議会の方でこれにつきまして協議いたしました。この中で、(2)長寿祝金、それから(11)番の出産祝金につきまして、原案では、両方共廃止という事でお諮りしたところ、協議会の場で廃止というのはどうかという意見がございまして、継続協議というふうになってございます。その点につきまして、説明いたします。
 
まず、長寿祝金でございます。資料の6ページの方に再調整した案を載せてございます。前回の案では、廃止ということでありましたが、今回の提案は合併時に五戸町の制度で統一する。という事でございます。それで、この考え方でございます。長寿祝金というのは、五戸町・倉石村にそれぞれ制度があります。2年あるいは、4年あたりに制定された制度でございます。それから、10年位経過いたしまして、日本も世界一の長寿国あるいは、建設計画にもこれから高齢化が進展して、それが懸念になるんだという考え方がございました。そういう中で、前回は廃止という事で、提案したところでございますが、そもそもこの制度というのは、敬老思想といいますか、年配者、高齢者を敬うといった思想で制定されているものであって、行政の政策上どうかという話とは、また切り離した部分でこれが設けられていると趣旨を考えれば、合併したからこれを廃止するという考え方そのものが、やはり町としての姿勢からするとやはり問題があるんだろうと、そういう考え方にたった所です。もちろん長寿世界一ですし、五戸・倉石も女性は83歳位まで平均寿命になっている現在の中でという部分はありますが、その高齢者をお祝いするという思想は、引継ぐべきだろうという事で、原則としてこの制度は引継ぎましょうという事が、まず第1点でございます。
 
五戸町・倉石村にそれぞれ制度がございますが、それをどういうふうに統一するかという事でございますが、まず、倉石村の制度は、90歳、95歳、100歳とそれぞれの年代で祝金を支給するというふうになってございます。これは、同じ人が100歳まで生きると3回お祝いをして頂くという事になっているという事が、同じ人がどうだろうかという考え方もあろうかと思います。それから今言いましたとおり、五戸・倉石も男性ですと74.5歳、女性では83歳位まで平均寿命になっております。日本全体では、女性は85歳位まで平均寿命が延びているという状況の中で、90歳からお祝いというふうになりますと、過半数とは言いませんが、かなりの方が対象になるというような制度でございます。そういう事からいたしますと、倉石村の制度というのは、少し手厚過ぎる部分もあろうかというふうな考え方からやはり国もマスコミも100歳というふうなりますと、個人名も出て100歳以上は何人いるんだという事で新聞等にも載るというような事を考えますと、100歳という事が一番長寿祝金の対象としては、適当ではないだろうかという事で、五戸町の制度で100歳で20万円というような事を継続させていただきたいという事が原案でございます。


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