第1回 五戸町・倉石村合併協議会会議録


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末 永 委 員

 そのためにはどうしても、この住民の方々が、倉石、そして五戸が一緒になったとき、どういう地域があるのかということが、本当に一つの夢として、またビジョンとして、計画として、あるいは5年後10年後をきちんと考えた形においてつくっていくのが、やはり大事だろうと思います。
そのへんにおいては、住民の方々の意見を充分に聞きながら、しかし同時にある意味で、会長及び副会長さんのリーダーシップを発揮されながら、そのような形で合併に向っていくのが必要ではないかというふうに思っています。
 
色々な合併があります。しかし私は、繰り返しこんなことを言っては恐縮なんですが、あまり広域はよろしくない。いつもそう思っております。あまりの広域合併をすると、必ずや特に過疎地、小さい町、村、中心から離れたところが、5年後10年後に落とされます。その結果はいくつかの事例で、全国的に見れば明らかであります。そのようなことにはなってはならないと思います。そうなると安心して暮らせる地域づくりというのは、実は飛んでしまいます。
 
実は単に地域といいますか、範囲だけが広い、行政区域だけが広いということではなくても、そういう事例が実はできております。ずばり申せば、これは色々な見解がありますけれども、今年、篠山市の市長さんに来てもらいました。4つの町が合併いたしました。一つの3万3,000人くらいの篠山市という市をつくりました。あそこにおいてすら、今田町というところと、旧篠山町ではものすごい対立が、今現実に起きているということを聞いております。
 
それは何故かというと、やはり市庁を置いたところ、特に力の強いところに結局は様々なインフラ整備とか、様々な施設を集中させてしまう。その結果として他の残されたところは大変みじめといいますか、非常に不便を囲っているという状況になっているということなんです。そういうことを考えれば、やはりそれが本当に安心して暮らせる地域づくりか、というふうにいささか疑問を感じるところがあります。
 
この倉石村と五戸町が合併しても決してそういうことは絶対あり得ない。私はそういうふうに確信しておりますので、今後委員の方々と一緒にそういう点も含めて議論していけたらなと思います。
 
私もいくつか全国の合併問題に関してそれなりに興味を持って、様々な本も一応読んだりしております。その中で悪い例も、良い例もいくつか知っておりますので、そういったことも踏まえながら、また悪い例を我々が克服していけばいいわけですし、良い例はどんどん伸ばしていくということになると思いますが、そういう観点からこれから色々議論させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。


議   長

 どうもありがとうございます。
 続きまして、先ほど重徳委員のごあいさつを代読されました名古屋推進監より、最近の情勢など色々あると思います。
 それから皆様にはまだ御報告していなかったと思いますが、重点支援地域の関係で、継続ということで伺っておりますが、その辺で一つ含んでお話しをいただければありがたいと思います。


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